ハイハット不具合時のチェック項目

・クローズの音が出ない

・オープンの音が出ない

・開閉が安定しない

ATVのハイハットシンバルで上記の症状がありましたら、まずは次のセルフチェックをしてください。

1. ハイハットの電源を確認する

ATVハイハットには、クラッチが取り付けられたトップ シンバルと、光センサーを搭載しaD-HHC(ハイハット コントロール)の2つの主要な電源装置部分があります。

特に、aD-HHCには独自の電源アダプタがあり、電源を接続後にスイッチでハイハットの電源を入れます。

ハイハットに電源が供給されている場合、白いLED(写真1)が点灯します。LEDライトの明るさは一定でちらつきはありません。

2. ハイハットクラッチが正しく設置されているかを確認する

 

ハイハットクラッチ(写真2)が正しく設置されていなかったり、センサー部分がほこりや繊維で汚れている場合、ハイハットの開閉が正常に起動しません。

ATVのハイハットクラッチ(写真2)には、底面にプラスチック製の白い反射板(写真3)がねじ込まれた特殊なクラッチが取り付けられています。

この部品は、ハイハットの光センサーシステムが機能するために重要です。ハイハットの開閉のレスポンスに問題がある場合は、ハイハットクラッチの組み立て方法を参照してクラッチが正しく組み立てられていることを確認してください。

*ATV専用のハイハットクラッチのみ使用可能ですのでご注意ください

3. センサーの汚れを確認する

センサー部分(写真4)が汚れていないかを確認してください。

4. ケーブルの接続を確認する

  

上面のシングルケーブルがシンバルのEDGEトリガー出力に接続されている(写真5)ことを確認してください。

aD-HHC(ハイハット コントロール)がCTLジャックを使用して、音源モジュールに接続されている(写真6)ことを確認してください。

トリガーケーブルをジャックに接続した状態で動かし、信号が途切れる場合は、ケーブルに問題がある可能性があり、交換aD5-TC)が必要です。

5. 音源モジュールのハイハット設定(トリガー/ファームウェアのバージョン)を確認する

音源モジュールのハイハット設定がうまくできていない場合、オープンやクローズがイメージと合わないことがあります。このような場合、音源モジュールのハイハット設定を確認して調整をしてください。

aD5:
ハイハットのトリガー感度やダイナミックレスポンスを細かく調整することができます。詳細は「音源モジュール(aD5)のトリガー感度の調整についてを参考にしてください。
xD3:

Pad Typeが「aD-H12 or 14」になっていることを確認してください。また、「HH Close Adjust」の値を上げるとハイハットが閉じやすくなります。「xD3」ファームウェアがVer 1.30になっているかを確認してください。ファームウェア Ver 1.30はこちらよりダウンロードできます。

6. ハイハットの反応をよくする例 

ハイハットクラッチに付属しているナットを一つ取り外してお試し下さい(写真7)

写真7

ナットを一つ取り外すことによりクラッチとハイハット本体に遊びが生まれ、上下移動がし易くなります。これにより、個人差はありますが多少ハイハットの素早い動きに対応できることがあります。

同時に、ハイハットスタンドの調整も行ってみてください。(例えば、ペダルのテンションを調整する。ペダルの角度を調整するなど)

尚、チェックを行っても問題が解決しない場合は、どうぞお気軽に「お問合せ」フォームからATVカスタマーサポートまでご連絡ください。