【別冊】ATV電子ドラムの音はなぜ自然?音源技術の秘密に迫る

演奏者の表現をそのまま音にする開発力

ATVは、電子ドラムを「ただ音が出る装置」ではなく、演奏者の表現をそのまま音にする“楽器”として捉えています。
その中核を担うのが、ATV独自の
音源技術
です。
ここでは、ATVが音作りにおいてどのような考え方と技術をもって開発に取り組んでいるのかをご紹介します。


ATVの音はなぜ「自然」なのか?

ATVの音は、「電子音」と感じさせない自然な鳴り方が特長です。
その秘密は、アコースティックドラムの音を忠実に再現するための徹底したアプローチにあります。

実際のアコースティックドラムを用いて、**あらゆる強さ・角度・奏法で一打ずつ録音(サンプリング)**し、自然なダイナミクスと音のつながりを確保しています。
その結果、演奏者が叩いた瞬間、**音が“鳴る”のではなく、“響く”**という感覚を実現しています。


サンプリング技術へのこだわり

一般的な電子ドラムでは、一定数のサンプルを基に音が構成されることが多く、「同じ音が繰り返されて聞こえる」「強弱の変化が不自然」などの違和感が生まれることもあります。

ATVでは、音の強弱ごとに異なる音色を独立して収録し、演奏者の細かなタッチに応じてリアルに切り替わるよう設計しています。
繊細なロール、リムショット、ゴーストノートなども自然に反応するのは、このサンプリング精度と実装の丁寧さによるものです。


表現力を引き出す高性能CPUの搭載

ATVの音源モジュールには、**高性能なCPU=「最高のエンジン」**が搭載されています。

この演算処理能力があるからこそ、演奏のスピードや表現をリアルタイムで解析し、膨大な音の中から最適な一音を瞬時に出力することができます。
演奏者に遅延を感じさせず、意図したとおりに音が立ち上がる——それが、ATV製品に共通する“自然さ”の正体です。


電子ドラムであることを超えた“楽器”として

ATVの電子ドラムは、アコースティックドラムの代用品ではありません。
電子でしかできないことと、アコースティックの演奏感の両立を目指して生まれた、ひとつの楽器です。

「電子だからこそ、もっと自由に、もっと正確に、もっと繊細に」
その理想を、開発・音作り・操作性のすべてにおいて追求しています。


ATV製品ラインナップと対応音源のご紹介

ATV製品は、用途や演奏スタイルに合わせてさまざまなモデルをご用意しています。
各モデルに搭載された音源モジュールは、すべて上記の開発ポリシーに基づいて設計されており、**どのモデルを選んでも「ATVらしい演奏体験」**を得ることができます。

製品名 特長
aDrums artist プロ仕様。アコースティックに限りなく近い表現力と自然な打感
EXSシリーズ 自宅練習やコンパクトなセットアップに最適。コストパフォーマンスにも優れる
aD5音源モジュール ATVの音づくりの中核を担う、最高クラスの音源ユニット

ATVが提供するのは、「電子ドラム」ではなく、「音楽を支える楽器」です。

開発技術の詳細にご興味がある方は、ぜひ製品ページや実際の演奏動画もご覧ください。

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